■入門編〜水彩と紙


水彩画の出来あがりの半分は紙が左右します。
「水彩紙」と呼ばれる紙は、たっぷりと水を含んだ絵具をつかっても撓んだりせず、また、ブラッシストロークや拭き取りといった、強く紙の表面をいじめる作業を行っても、毛羽立ちしたりしないような強い表面をもっています。
水彩紙でない紙では、表面が荒れたり、サイズ材が浮き出て発色を悪くすることがあります。
代表的なものを以下に紹介します。表現目的に合った紙を探して見ましょう。


ラングトン

英国製のバルブ100%の水彩紙。適度な吸収性と白さで透明水彩の発色が抜群です。水彩の発色を助けます。

アルシュ

フランス製の水彩紙。やや吸収性と色があり、落ち着いた表現に向きます。ラングトンより重厚な感じになります。

一般スケッチブック

デッサンやスケッチに向いた水彩紙ではない紙は、せっかくの爽やかな水彩絵具の発色を鈍くしてしまいます。

■MO紙

和紙を水彩紙として作ったもので、強い吸収性があります。しみこみを利用した独特の表現効果があります。




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目次
入門編
■水彩と紙
基礎編
応用編


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